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【おすすめ】プロ棋士に学ぶ結果を出す方法「羽生善治:適応力」【書籍レビュー】

 こんにちは。ベレです。

 

 「思うような結果が出ない。周りの人はすぐに伸びているのに‥‥。私には、才能がないのかもしれない。」

 

 誰しも抱える悩みです。

 manablogを運営している年収1億円ブロガーのマナブさんですら、ブログをはじめて4年の間は全く伸びなかった、といいます。

 

 そこで、プロ棋士の世界で結果を残し続けている羽生善治さんに「厳しい世界でも結果を残す方法」を学んでみましょう。

 

☆本記事はこんな方におすすめ!

・思うような結果が出なくて悩んでいる

・なかなか成果が表れない

・やる気が出ない、気力がわかない

 

読書

 

適応力 (扶桑社文庫)

適応力 (扶桑社文庫)

  • 作者:羽生 善治
  • 発売日: 2015/08/02
  • メディア: 文庫
 

目次(ページ内リンク)

 1.この本と私の出会い

 2.感想

 3.羽生流「結果の出し方」

 4.まとめ

1.この本と私の出会い

 

 私がこの本に出合ったのは、失恋したときでした。

 

 失恋して間もないころ、私は深い悲しみに暮れていました。

 全てのことにやる気が起きず、学校にも行かずに毎日寝ていました。

 当時の私は精神的に追い詰められていました。

 

 そんな状況の時に、何気なく立ち寄った書店で、たまたま目にとまった本がプロ棋士羽生善治さんの「適応力」でした。

 タイトルを見て「今の自分の状況は、ストレスに適応できていないことが原因なのではないか」と考えたのです。

 

2.感想

 

 『プロ棋士にも、「やる気が出ない」といった、人間らしい悩みがあるのか‥‥。』

 

 これが、私の本書の感想でした。

 私は、プロ棋士はもっと完璧超人だと思っていました。悪く言えば、機械や人工知能のように、感情なく(冷静に)将棋をしているのだと思っていました。

 しかし、本書を読んで、プロ棋士も、私やあなたと同じ人間で、人間らしい悩みを抱えているとわかりました。

 

 しかし、そうなると不思議なことがあります。

 プロ棋士は自分と同じ人間なのにもかかわらず、勝負の世界で結果を出している。

 対して自分は、大した結果を出していない。

 

 この差は何でしょうか。

 

  それは、

 いかにして愚直な努力を継続したか 

 です。

 

 この本には「やる気が出ないとき、どのように頑張ったか」「結果が出ないとき、何をモチベーションにすればいいか」といったことが、将棋の世界で戦う現役プロの目線で書かれています。ちゃんと読むと疲れますが、本当にためになります。

 

 約四半世紀、プロの将棋の世界で戦ってきた羽生さんの言葉には、厳しい勝負の世界で生き抜いてきたからこその力強さがあります。

 

 しかし、その言葉は力強いだけではありません。

 羽生さんの言葉には、温かさがあります。

 

 この本には、まるで自分に向けて書かれたかのような言葉がたくさんありました。

 そのように感じるほど、羽生さんの言葉はすんなりと自分の中に入ってきます。

 

 力強い言葉からは、勇気をもらえます。

 温かい言葉からは、癒しをもらえます。

 そんな言葉に触れると、自分も頑張ろうと思えるのです。

 

 将棋の試合では、自分のほかに頼れる人はいません。

 勝因も、敗因も、全て自分自身にあります。

 勝ったときでも、調子に乗らず。

 負けたときは、一時の結果に引っ張られることなく努力を継続していく。

 

 一見当たり前に見えることを真面目にやり続けるところに、羽生さんの強さの秘訣があり、大きな物事を成し遂げる秘訣があるのだとわかりました。

 

 また、この本の特徴として、たとえ話が全部将棋の話であるということが挙げられます。この本に書かれていることは、羽生さんが将棋界で実践していること・実践したことだからです。そのままでは、一般人には参考になりません。

 この本を読む際は、羽生さんの経験を自分の生活の中にどう落とし込んでいくかを考えながら読む必要があります。すぐには答えにたどり着けないので、自分の頭で考えながら読まなくてはいけません。

 ですが、これはこの本の長所です。プロ棋士の実践を参考にしながら「自分に応用できるところはないか」と考えることで、この本の内容を深く理解することができます。

 

3.羽生流「結果の出し方」

 

 この本は、どんな状況にあっても結果を出すヒントを与えてくれます。

 その中で、私が特に重要だと感じた「結果を出すうえで重要な思考法」を1つ、ご紹介します。

 

 それは、「結果のみを重視しない」ということです。

 

 

 

 ・・・どういうこと?

 

 

 

 

 結果という尺度のみを重視していると、結果が出なかったとき、結果が出なくなったときに一気にモチベーションを失います。

 

 例えば、ブログを書いていているとしましょう。

 書き始めたばかりのころは、いくら頑張って記事を書いても収益が全然伸びなくて悲しくなりますよね。

 10時間かけて書いた記事がたった数十円にしかならない。

 一円にすらならないことだってある。

 なんという非効率。

 ブログ執筆してる時間にバイトしたほうが全然稼げます。

 やってられない。

 やめよう。

 

 結果だけを見ていると、このようなことになります。

 

 大切なのは、内容も見ること。

 結果という尺度だけでなく、内容という尺度も取り入れることで、モチベーションを維持させることができます。

 

 「初心、忘るべからず」という言葉があります。

 始めたばかりのころと比べると、明らかに成長していますよね

 たとえ思うような結果が出なくても、「自分は成長している」と確信をもって、今まで以上に努力を継続していくことが大切だということです。

 

 結果は、すぐにはついてこない。

 結果に惑わされず、努力を継続すること

 それが、羽生流「結果を出す方法」なのです。

 

4.まとめ

 

 いかがでしたでしょうか。

 

 「適応力」は2015年出版と、少し古い本ですが、内容は今でも全く衰えることがありません。プロ棋士の四半世紀の積み上げは、そんなちゃちなものではないからです。

 不要不急の外出を控えたい今の時期。

 まとまった時間を確保できる今だからこそ、できることがあります。

 気になった方は、ぜひ読んでみてください。

 

適応力 (扶桑社文庫)

適応力 (扶桑社文庫)

  • 作者:羽生 善治
  • 発売日: 2015/08/02
  • メディア: 文庫
 

 

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